蟹の慰めの書

本の感想などを綴っていきます。

ブログ開設の趣旨について

はじめまして、ぶりこすと申します。

個人的な趣味として哲学・神秘主義関係の本を読み進めていくうち、読んだ本について感想を書いたり哲学的なテーマについて議論したりする場が欲しいなと思い、本ブログの執筆を始めました。

一応大学は卒業しているのですが、哲学や神学を専攻していたわけではないため、議論に拙い点があると思います。予めご了承ください。

 

私が哲学や神秘主義ーもっと言ってしまえば、いわゆる秘教哲学というものに関心を持ち始めたのは、ジョナサン・ブラックの『秘密結社版 世界の歴史』という一冊の本がきっかけでした。

 

秘密結社版 世界の歴史

秘密結社版 世界の歴史

 

 

それまで私は漠然と物足りなさを感じながらも科学的・唯物論的な世界観を持ち続けていたのですが、「唯物論はいずれ単なる一時的な流行と見なされる」とまで宣言したこの本に衝撃を受け、秘教の世界に足を踏み入れたのでした。

以来、ルドルフ・シュタイナー、H・P・ブラヴァツキー、P・D・ウスペンスキー、マンリー・P・ホール、コリン・ウィルソングラハム・ハンコック、ジョスリン・ゴドウィンといった面々の著作に触れてきました。

しかし、科学的思考を捨ててまでスピリチュアリズムに耽溺することは私の理性が許しませんでした。

ジョナサン・ブラックが秘教的世界観を紹介する上で推奨したように、それらをあくまで「想像力の鍛錬」として読んでいくことが私の姿勢です。

 

秘教哲学の原点は、創造主が世界を創り出した意図を問いたいという、人間の願望に応えることにあると思います。

そのようなテーマについて、想像力をはたらかせながらも、あくまで論理的に思索を積み重ねていけたらいいなと思います。