転生とカルマについて
最近の精神状態は頗る最悪なのだが、そんな時は私の「深みの精神」が囁いてくる。
巷に氾濫する前世の記憶に関する話は眉唾物であるとしても、霊性進化という観念は信じるに値する。
なぜなら仮に人の死が永遠に続くものであったならば、今生の体験が全く無意味なものとなってしまうからである。
この世界の大本には、何らかの偉大な存在があり、それが人間の生と死のプロセスを生み出している。スピリチュアリストはそれを「大霊」と呼んでいる。
然るに今生の苦しみは、例え死の時まで報われなかったとしても、来世における成功の糧なのである。
卓越した天才や成功者を突き動かす衝動は、本人の意識に上ることはないが、往々にして前世の無念なのだ。
そうだったら確かにこの世の不平等に説明がつくかもしれないな、と思った。
最近読み始めたユングの『赤の書 テキスト版』は久々の良書だと思う。あとこの問題について考えるなら『シュタイナーのカルマ論』を読みたい。
- 作者: C・G・ユング,河合俊雄,ソヌ・シャムダサーニ,田中康裕,高月玲子,猪股剛
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2014/08/21
- メディア: 単行本
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